前職:特定派遣会社(新卒)

転職:大手メーカー

さまざまな技術を経験できると見込んで特定派遣会社に入社しました。しかし、短期間で業務や常駐先が変わってしまうため、3年経っても満足に技術スキルを上げることができず、先行きに不安を感じ始めました。

コンサルタントから見た対策ポイント

■相談内容、悩みごと

与えられた範囲の業務しか経験してこなかったので、「創意工夫を実践する機会に欠けている」「志望する大手メーカーの多くも、派遣出身者に対しては役割範囲が限定された狭い業務経験しかない」と判断している。

■対策、アドバイス

技術スキルの不足を補うため、職務経歴書の自己PRを充実させました。大手メーカー各社の書類選考は非常に厳しいため、一般的な経歴の列挙だけでは、担当者の派遣出身者への固定観念を払拭できません。

そのため今回は、それらに加え、仕事に対する自分の考えや積極的な姿勢をアピールしつつ、成果として認められなかったことでも、「自ら提案したこと」「工夫しようとしたこと」を詳細にまとめました。業務に対して、決して受け身だけではなかったことを深く印象づけようとしました。

■■内定決定のポイント■■

大手メーカーに内定(活動開始から3カ月で応募10社、うち書類通過2社、内定2社)。

面接では技術面以外のヒューマンスキルを中心とした質問を受けました。しかし、こちらに関しても事前に自分の考えをじっくりとまとめ上げていたため、職務経歴書に記載した以上の内容で答えることができました。

まとめていた「自分の考え」の大きなポイントは、これまでの3年間よりも、はるかに長い「これから」に目を向け、自分の成長を強く意識しながら積極的に仕事に取り組んでいこう、という前向きな姿勢でした。