前職:自動車部品メーカー2次サプライヤー
転職:自動車部品メーカー1次サプライヤー
業界は活況で会社に対する不安はありませんでしたが、業界内上位の同業他社と比べてしまうと給与・賞与・福利厚生が見劣りします。より条件のよいところへ転職したいと思うようになりました。
コンサルタントから見た対策ポイント
■相談内容、悩みごと
より条件のいいところを、という動機は誰しも本音として思うことですが、実際問題、履歴書や面接の場でははっきりと言いにくいものです。それとは別にしっかりとした志望動機、転職理由をまとめることが必要となります。もちろん虚偽や過度な脚色は厳禁です。
■対策、アドバイス
志望動機や転職理由を整理するためのポイントは、「今の会社には無く」、「応募企業にある」ものを挙げることです。
というと、どうしても給与や福利厚生に目がいきがちですが、それでは積極的な理由にならないのでまずは置いておき、別のものをできるだけ列挙していきました。そこから客観的事実に近く、且つ仕事やスキルに係る内容のものを拾い上げていき、説得力のあるものを作り上げていきました。
今回の場合、本人の高い海外志向、そして現職では殆ど期待できない海外勤務の可能性が応募企業だと非常に高いものになる、ということを大きなポイントとしました。これまで培ってきて、そして今も磨き上げている語学力のスキルや海外に対する並々ならぬ関心等を詳しく描きだし、応募企業ではその努力を実らせ、大いに活かせるということをアピールしました。
■■内定決定のポイント■■
活動期間2ヶ月で自動車一次サプライヤーに決定しました。
同業界、同職種の経験と実績により、職務スキルはまず問題なく評価していただけました。面接では、海外志向についてなぜそこまで拘るのか等深く掘り下げた質問をされましたが、事前に考えを充分整理できていたので、しっかり自分の言葉で説明する事ができ、その内容・応答ぶりでヒューマンスキルについても非常に高く評価されました。